DOWN IV Part 1&2

ダウンIV~パート1&2~

ダウンIV~パート1&2~


IVのPart1が出たときに、買おうかなーと思ったのですが、そのうちPart2が出るらしいと知り、どうせならまとめて聴きたいとPart2が出るまで我慢をしてたのですが、これが結構長かった…さっさと購入しておくべきでした。

通して聴いてみると、どちらもこれまでのDOWNよりドゥーム成分が多め。あちこちでいわれているように、Part2の方がよりドゥーム度が高いものの、Part1の方もなかなかです。


不思議なことに、あまりDOWNらしくないな〜と思うような場面もちらほら。彼らって、自分たちの好きなことを好き勝手にやっているバンドという印象が強くて、ヘビーな曲の中にジャジーなパートやディープサウスなブルーズを混ぜ込んだり、ということをさらっとやる自由さも彼らの魅力の1つだと感じているのですが、今回はドゥーム度が高いせいか、自分たちを型に押し込めているように感じるところも。
色々できる才人が、自分の好きなこと1本に絞って攻撃してきたわけで、破壊力はもういうことナシなんですが、ちょっとあの豊かさが恋しく感じる場面もありました。ただ、DOWNは聴きこむごとによくなるタイプの音楽なので、来年には感想変わっているかもしれません。



さて、今年出たPart2ではカークの叔父貴が脱退しております。DOWNのツアーではフィルの喉を休ませるために結構休みが挟まれるそうですが、カークはそういうオフの日が好きではないようで、可能であればガンガンとショウをやりたい人なんだとか。演奏できないのであれば…とオフの日に他のプロジェクトのことをやりたくても、ホームから離れた土地でそうそうできるもんではなく、そうした状況を変えてCROWBARに集中したかったというのが理由のようです。

http://newnoisemagazine.com/interview-crowbars-kirk-windstein-talks-album-love-family-relationship/
http://www.revolvermag.com/news/interview-crowbar-frontman-kirk-windstein-talks-new-album-symmetry-in-black.html


カークのリフワークとか作曲のセンスってDOWNでかなり重要な位置を占めているような気がして、今後が若干心配なのですが、相変わらずフィルをはじめメンバーとは仲がいいようなので、フィルが行き詰まったりしたら曲作りの手助けみたいな形で関わってくれるのかもしれません。


カークの叔父貴の後任として加入したのは、HONKYのBobby Landgrafなる人物。DOWNのステージマネージャーも務めていたとあるので、彼らとの関わりも深いのでしょう。で、このHONKYというバンド、 bass&vocalがあのButthole Surfersのベーシスト、Jeff Pinkus。いやーこんなことしてたんだ。全然知らなかったんだけど、視聴してかなりツボだったので早速購入してしまいました。メタルな要素は少なくて スライドギターがいい具合にうねるコンパクトなサザンロック。ごつくないんです。陽気で埃っぽいいい塩梅なのですが、全体的にどことなく 崩壊しそうな不穏さを感じてしまうのは、Butthole Surfers関連という先入観でしょうか。DOWN好きでBobbyのプレイに興味のある人は聴いてみても損はないと思います。



Balls Out Inn

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