SPIRITUAL BEGGARS / Spiritual Beggars

スピリチュアル・ベガーズ

スピリチュアル・ベガーズ


当時CARCASS好きのキッズだった私が、アモットのニューバンドときいて何も考えず購入した1枚。グランジ旋風と70年代ロックのブームをすでに受けていて、SOUNDGARDENALICE IN CHAINSBLACK SABBATHとかMOUNTAINとかも好きだった当時の自分の好みのど真ん中を打ち抜いてくれました。


いまや現代メタル界の中心的な存在というべき洗練されたバンドになっちゃったけども、この1stでは音も演奏も荒く、プリミティブ。それがオールドスクールなバンドのスタイルにピッタリあっていて、アルバムの魅力を何倍にもしています。リフやボーカル、リードギターにもアモット先生らしいメロディはほとんど出てこないし、全体的に地味ではあるけども、このできたてほやほやの熱さは何にも代え難い。
メタルの歴史って、こういうごつごつしたハードロックから余分なものをそぎ落として洗練させていく歴史でもあったかと思いますが、SPIRITUAL BEGGARSはこの1st以降その歴史をそのままなぞっていくことになります。自分の好みとしては、名盤といわれる3枚目までが限界で、それ以降は洗練されすぎて駄目でした。以降のアルバムもすばらしいと思うけど、この1stに惚れ込んでしまったせいで客観的に聴けないのは少し残念です。


私が持っているのはトイズファクトリーが出した日本盤で、#7〜10がボーナストラックとして追加されているやつです。再発された現行のものと同じはず。Spiceは#1〜6ではボーカルだけだけですが、#7〜10ではベースも弾いとります。7,9,10は2ndにも収録されているものの、テイクが違ってこちらの方が荒いが、やはり熱くておすすめ。#7は名曲だとおもう。


MEMBER:
Michael Amott Guitars
Ludwig Witt Drums
Spice Vocals, Guitar, (Bass #7-10)


SONGS:
1. Yearly Dying 03:56
2. Pelekas 04:12
3. The Space Inbetween 03:57
4. If This Is All 04:46
5. Under Silence 03:59
6. Magnificent Obsession 09:11


7. Blind Mountain (4:19)
8. If You Should Leave (4:32)
9. Nowhere to Go (6:00)
10. Sour Stains (5:00)

SPIRITUAL BEGGARS / Blind Mountain