COWBOYS & ALIENS / A Trip To The Stonehenge Colony

Trip to Stonehenge Colony

Trip to Stonehenge Colony


ベルギーの4人組ストーナーバンドによる2000年の1st。実に惚れ惚れとするジャケットで、ボンクラ臭漂うバンド名にベタなアルバムタイトルと、ジャケ買いしたくなる要素にあふれております。ベルギーに行ったことはないし、ベルギーにそんなイメージはないけど、彼の地にはこういうジャケットのような風景があったりするんでしょうか。


音の方はというと、よくいるKYUSSチルドレンで、特にボーカルがジョン・ガルシアを大好きなことは痛いほど伝わってきます。歌はうまいけども残念ながらそこまでカリスマ感はなく、歌メロにもフックはそれほど。対照的にギターにはKYUSS成分が少なく、むしろメタルやモダンなヘビーロックの要素が多くて、よく言えばソリッド、悪くいうと地味。ボーカルはノーマルでギターがジョシュ命のパターンはよく見かけるから、意外といえば意外かも。


1曲目からMEGADETHを地味にしたようなリフで始まるので、ジャケからコッテコテのストーナーを期待していた自分には微妙なコレじゃない感を感じてしまい、ちょっと寂しかった。サウンドプロダクションはわりと乾いた感じだけど、上記のようにギターにヘビーロック要素が多いので若干ダークな感じです。
YOUTUBEで3rdの1曲目を聴いたことがあって、その曲はわりと格好良かったんだけど、この1stではまだまだの様子です。時代的にもちょうどヘビーロックが下火になってきた頃だし、USで流行っているストーナーってのを取り入れてみようとしていたのかなあと邪推してしまうような過渡期的な雰囲気もある1枚。


バンドはストーナー度を高めつつ、現在も活動中。現在の方が良いと思う。


MEMBER:
Henk Vanhee Vocals
John Pollentier Guitar
Kris Vandekerckhove Bass
Peter Gaelens Drums


SONGS:
1. Share The Goods
2. Let Me Walk U Home
3. Bad Sexx
4. Blow Your Past (To Smithereens)
5. Asteroid Blast
6. Holy Stone
7. Mickey Mouse, Evil Head
8. Demolition Derby Babe
9. Cruiser total: 42:45